外反母趾は令和になったこの時代の現代病のひとつと言ってもいいくらい現代人を悩ます病気のひとつでは無いでしょうか?
実際、私の身の回りでも外反母趾に悩む人は増えてきており、母も相当ひどい症状に悩んでいる一人ですし、私も親指のつけ根が少し変形気味です。
外反母趾を改善したい、いいグッズはないかと悩むあなたにピッタリな情報をお伝えします。
外反母趾を改善するグッズはサポーターがおすすめです!
改善グッズ以外にも歩く時に気をつけるポイントや対処法をご紹介しています。
また外反母趾ではないと思っているそこのあなた!本当に大丈夫ですか。実は外反母趾予備軍になっていませんか!?チェックポイントも記事には書いてあるのでぜひ確認してみてください!
外反母趾を改善するグッズ!2種類のサポーター
外反母趾を改善するグッズは大きく分けて、サポータータイプとパッドタイプに分かれます。
それぞれのサポーターの人気ランキング上位をご紹介していきます!
サポータータイプ、パッドタイプそれぞれ特徴がありますね。自分の生活スタイルにあった物を選んで気長に続けてみてください♪
外反母趾を改善するには歩き方にも気をつけてみよう
私たち人間は一日に何歩ぐらい歩いてるかご存知ですか。厚生労働省によると一日あたりの平均歩数は男性が6793歩、女性が5823歩です。
それだけの歩数を歩くとなると、足に良い歩き方か、悪い歩き方かではずいぶん変わってきますよね。
外反母趾を改善する歩き方とは、足裏全体を使って歩く「ゆりかご歩き」です。
「ゆりかご歩き」とはかかと→土踏まず→つま先の順で接地する歩き方です。これで足裏をまんべんなく使って歩くことができます。
外反母趾改善のためにせっかくお金をかけて用意したサポーターやパッド、オーダーメイドのインソールも毎日の歩行が良くなければ効果半減でもったいないですよね。
ゆりかご歩きのポイントを3つご紹介します。ぜひポイントを意識して歩いてみましょう!
- 1つ目のポイント…かかとでの着地
いきなり足裏全体をつけるのではなくかかとから着地することを意識してみましょう - 2つ目のポイント…足裏全体を地面につける事
かかと、親指・小指のつけ根の三点が地面についていることを意識してみて下さい - 3つ目のポイント…つま先でけり出す事
最後はつま先と足指でしっかりと地面をけり出しましょう
外反母趾を改善するグッズを使いながら、毎日の歩行にも気をつけてこれ以上外反母趾が進まないようにしたいですね。
外反母趾を改善するには原因を知ろう!対処方法も!!
そもそも、外反母趾になってしまう原因は生活習慣が大きく関わっているそうです。
ここからは、外反母趾の原因や、外反母趾のチェック等をご紹介していきます。
対処方法は外反母趾の治療方法は保存療法と手術療法についてお伝えします。
私は外反母趾じゃないと思っているあなた、もしかしたら外反母趾予備軍かもしれませんよ!?
外反母趾の原因は生活習慣かも
外反母趾の主なる原因は「生活習慣」と言われています。生活の様式が変わってしまった結果、現代の病気と言われるのもうなずけますね。
では、どの様な生活習慣が外反母趾を引き起こすのでしょうか。
- 自分の足にあってない靴を履き続ける
- 運動不足
- 歩き方や靴の履き方
といったことが挙げられます。では、原因をひとつずつ見ていきましょう。
<自分の足にあってない靴を履き続ける>
「そもそも靴を履く事が原因に?え?靴を履く事が原因なの⁈」と不安に思ってしまいますね。
現代病、と言われるくらいですから確かに昔には無かった病気です。かと言って昔の様な生活をすることには限界がありますよね。
現代に生きる私達にとって靴を履かずには生活は成り立ちません。そこで大切な靴選び。
ヒールの様な先が細い靴は親指のつけ根から先が圧迫され変形します。
ヒールの高さはつけ根にかかる力に比例し、高さが高くなればなるほど指への負担がかかり、親指に負担がよりかかり変形を強くすることになってしまいます。
あなたは自分の足に合った靴を履いていますか。今はネットや量販店など、どこでも安くて手軽に靴を買う事ができます。
ですが、それではなかなか本当に自分にあった靴を買う事は難しいです。
実は私も靴ジプシーでした。店頭で実際手に取り、両足履いて店内をしばらく歩いて履き心地を
必ず確かめて買うようにはしていますが、それでもなかなかしっくりくる靴には出会えません。
そこで私は自分にあったインソールをオーダーメイドで作ってもらいました。それが良かったのか足の変形は今の所進むことなく現状維持を保っています。
オーダーメイドと聞くと一見、「高価な買い物」「もったいない」と感じるかと思います。確かに“高い”です。決して”安く”はありません。
ですが体の土台である足が健康で健やかである、と言う事はその上にある体への健康にも大きく関わってくるとしたら⁈
実際、小さな子どもさんにインソールをオーダーメイドで作ったよ、と言うお母さんは結果として、とても子どもの成長に良かったと保育の現場でも聞いたことがあります。
インソールではなく、自分の足に合った靴に出会うために一度シューフィッターさんに靴を選んでもらうのもいいかもしれませんね。
生まれつきの足の形も大きく影響する⁈
あなたは自分の足をしっかり観察した事はありますか。足の形にも個性があり残念ながら足の形によって外反母趾になってしまう可能性もあるのです。
足の形は、エジプト型、ギリシャ型、スクエア型の3種類に分かれます。
<エジプト型>
日本人の70%がこの足の形と言われていて、最もポピュラーな足型です。
親指が最も長く、人差し指から小指にかけてなだらかなカーブを描く足の形。エジプト型でヒールを履く機会が多い女性は要注意です。
<ギリシャ型>
日本人の20%。親指より人差し指が長い。全体的に余裕のある長めの靴を選ぶと良いですよ。
<スクエア型>
日本人の5%。親指から小指までほぼ同じ長さ。体重が全ての指に均等にかかるので他の足型に
比べて指への負担は少なく外反母趾にもなりにくいです。
あなたの足の形はどうでしたか。しっかり観察できましたか。
男性より女性の方が外反母趾になりやすい⁈
言われてみれば周りで外反母趾に悩んでる人ってほぼ女性ですね。
私自身も女性ですが痛みを伴うほどではありませんが少し足の形が変形気味です。
母はとてもひどい外反母趾で悩んでいますが、反して父や主人は外反母趾とは無縁です。
では、なぜ女性の方が外反母趾になりやすいのでしょうか。外反母趾の男女比は1対9と言われるほどで圧倒的に女性の方が多くなっています。
女性はそもそも女性ホルモンの働きで男性に比べ、じん帯や関節が柔らかく作られていて、歩行時の衝撃を受けやすいのです。
その上、足の形に影響を与えやすいヒールの高い靴を履くのも女性ならではの要因です。
それ以外には元々、偏平足だったり、筋力の低下なども原因のひとつです。
このように元々の要因に加え、現代の生活様式も一要因になっている事が多くの女性が外反母趾に悩む原因です。
外反母趾になっていない!?見た目や痛みのチェック
外反母趾の見た目のチェック項目です。あなたの足は大丈夫ですか。
<見た目のチェック>
・親指のつけ根が飛びだしている
・親指のつけ根部分が腫れている(赤くなっている)
・親指が人差し指の裏に入り込んでいる
・人差し指や中指が小指の方向に曲がっている
・土踏まずがなく、偏平足だ
・足の裏にアーチがなく、足幅が平らに広がっている
・両足を揃えて立つと、かかとが内側に曲がっている
引用 足のお悩み百科
<痛みのチェック>
・親指のつけ根が痛い
・靴を履くと親指のつけ根が痛くなる
・親指のつけ根の裏側が痛い
・人差し指のつけ根の裏側が痛い
外反母趾は治さず共存
外反母趾の完治は手術しかありません。ですが、いきなり重度の外反母趾になる訳では無いです。
初期の段階で色々な改善策や対処法があり、自分にあった対処法を見つけ進行を緩やかにすることができます。
外反母趾の治療方法は保存療法と手術療法があり保存療法には様々な方法があります。
ここでは代表的な①靴指導、②運動療法、③装具療法、④薬物療法の4つをお伝えします。
<保存療法>
- 靴指法
靴はヒールが柔らかく低い、親指の付け根がフィットし指先がゆったりしている物。
靴より手軽なのがインソール。市販のインソールはなかなか自分にあったのを探すのは難しいかもしれません。オーダーメイドで作る方が先述でも触れましたがいいですね。 - 運動療法
ゴム紐を両足の親指にかけて引っ張りあいます。この体操は軽度から中等度の外反母趾の痛み軽減に効果があります。
母趾外転筋運動。聞くと難しそうですが動作は簡単。足指をグーパーするだけです。
こちらも軽度から中等度の外反母趾に効果があります。私もこの体操をお風呂で浸かっている時にやっています。
お風呂の中だと身体が温まり筋肉が柔らかくなりより運動効果が高まった実感があり、実際に足指がよく開く様になりました。手軽にできる上、ながらでできるので超オススメです。 - 装具療法
痛い所を除圧するパッド、歩行時や夜間に使用する矯正用装具、アーチを補強するインソール。の3つがありどれも痛みは軽減できますが使用を中止すると痛みが再燃してしまいます - 薬物療法
湿布、軟膏、クリーム等がありますが他の保存療法との併用が基本です。 - その他
テレビを見ながらやお風呂に入りながらでも足をもんだり、マッサージしてあげるだけでも気持ちがいいし、リラックスできますね。
外反母趾には足指を開いてあげるのもとても効果的!足指と手指を握り合って回したり、もんだりしてあげるのもとっても気持ちよくて効果もあります。
ながらで気持ちいいので外反母趾に関係なくリラクゼーションとして生活の一部に取り入れてもいいかと思います。
<手術療法>
足の変形が進んで保存療法では対処出来なくなってくると手術療法の適応になってきます。
手術の術式は様々あるようですが最も一般的なのは骨切り術で中足骨の一部を切除して変形を矯正する方法です。
症状により切除の方法もそれぞれで、医師と相談の上、メリットデメリットをよく理解して決めてほしいと思います。
早めに対応することにより、進行させずに改善することもできます。少し足の痛みが気になるなと思ったら放置せずに対応してくださいね。
まとめ
- 外反母趾の改善グッズには、サポータータイプとパッドタイプがある
- 外反母趾を改善する為には歩き方を気をつけることも大切
- 外反母趾を改善するには、グッズを使う他は自分にあった靴を作るのもおすすめ
外反母趾は初期に正しい治療やケアをすると保存療法だけで日常生活を送ることができますが、放置していると変形が進み後に手術療法が必要となってしまいます。
日常に支障の無い初期の段階で自分のライフスタイルにあった装具や対処法で進行を防ぎ、外反母趾との正しい付き合い方がみつかるといいですね。
また外反母趾と思っていたら関節リウマチなど他の病気が原因だったと言う事もあるので、母趾の変形、痛みを感じたら早めに整形外科を受診することをオススメします。